カリキュラム Curriculum
3年間の充実カリキュラム
歯科衛生士に必要な知識を基礎から学んでいきます。講義と実技の授業もバランス良く組み込まれているので、3年間で「国家試験に突破できる力」と「臨床で活躍できる即戦力」を身につけることが出来ます。
1年生
歯科予防処置を中心に、歯科衛生士としての基本的な知識や技能を習得します。
講義
基礎科目から専門科目まで幅広い講義があり、電子黒板や書画カメラなどを使用し、わかりやすい授業となるよう工夫されています。
マネキン実習
マネキンを用いた授業では基礎技術を学びます。1人1台のモニターは大きくて見やすく、教員の操作を細かく見ることができます。
歯面清掃相互実習
歯科衛生士・アシスタント・患者の3役に分かれて、歯についた着色や汚れを専用のパウダーが出る機械を使って清掃します。
印象材練和
歯の模型を作る前段階で、型を採るための材料を練る技術を習得します。
接遇マナー
社会人としての一般的なマナーや対応などを学び、歯科衛生士として大切な患者様とのコミュニケーション方法を身につけます。
受け渡し
歯科診療をスムーズに行うため、実際の治療を想定して、安全に器具・器材の受け渡しを演習します。
体育
ダンスやヨガ等で柔軟性と筋力アップをはかり、楽しみながら基礎体力を養います。
臨地・臨床実習
計90時間(2月)
1年次に習得した臨床科目の理解を深めます。
1年生から歯科医院へ実習に行くことにより歯科衛生士としてのモチベーションにつながります。
2年生
歯科診療補助を中心に、歯科衛生士としての即戦力となるために、より実践的な実習で学びます。
歯周病の説明
歯周病の原因や症状、歯周病を引き起こすリスク等をわかりやすく説明し、個人に合った予防法を提案できるよう学びます。
歯科衛生過程
(問題発見)
患者様から問診で得た情報と口腔内写真、検査結果を統合して患者様が抱えている問題点を明らかにし、指導・処置計画を立案します。
むし歯の修復
(光照射)
むし歯になっていた部分に歯科材料を詰め、光で固める手順を習得します。
口腔外科器具
口腔外科で使用する器材を術式と共に、名称・用途・使用方法を学びます。
摂食えん下
リハビリテーション
食物を口に取り込み、飲み込むために必要な口腔機能の低下を防ぐリハビリテーションを行うための知識と技術を学びます。
介護技術
体位変換、車椅子への移乗等の介護時に必要な技術の他、高齢者とのコミュニケーションの取り方、応急手当・救命処置についても学びます。
OSCE
(客観的臨床能力試験)
臨床実習に出る前に一人一人の臨床能力をはかる為、実技試験を行います。実際に歯科医院に勤務している臨床歯科衛生士が評価します。
臨地・臨床実習
計360時間(9月~12月)
登院試験として、OSCE(客観的臨床能力試験)に合格した後、臨床の場において、学校内で習得した知識や技術を現場で実践できる能力を養い、専門職になるための意欲を高めます。
3年生
国家試験対策を中心に、幅広い現場で活躍できる歯科衛生士を目指します!
歯科医療事務
医療制度や保険について理解し、各々の診療の流れに沿った診療報酬について学びます。
患者誘致実習
家族や友人等を学校へお招きし、それぞれに合った歯磨きの指導をしたり、歯科医師の指導のもと、歯のクリーニングをしたり、保健指導を行います。
高齢者健口教室
高齢者施設において『健口教室』を実施し、利用者の皆様により良い口腔の維持向上を目指していただけるよう一緒に楽しみながら学びます。
矯正歯科診療補助
不正咬合による歯並びを綺麗な歯列にするために必要な矯正器具の使用方法やアシスタントワークを学びます。
課題研究
臨地・臨床実習期間に歯科口腔保健等に関する内容をテーマとしたグループ研究を行い、発表します。
在宅歯科診療
通院が困難な患者様の居宅に訪問して診療を行う際の適切な対応方法や治療の流れ、器材の準備などを学びます。
義歯の取扱い
義歯の取り扱い方法や口腔内での装着方法・清掃方法などを学びます。
臨地・臨床実習
計450時間(5月~8月)
歯科医院での臨床実習の他、総合病院・口腔保健センター・高齢者施設・病棟での口腔ケア実習等の臨地実習を行い、現場を通じて歯科衛生士として必要な知識・技術と態度を身につけます。
3年間の単位数:104単位
生物、情報処理、衛生統計、英語コミュニケーション、心理学Ⅰ、心理学Ⅱ、国語表現、解剖・生理、生化学、口腔組織、口腔生化学、口腔解剖、歯牙解剖、口腔生理、病理学、薬理学、微生物学、保健生態学Ⅰ、保健生態学Ⅱ、衛生行政、社会福祉、歯科衛生学総論、歯科医療倫理、保存修復、歯内療法、歯周疾患、放射線、歯科補綴、矯正歯科、小児歯科、口腔外科、障がい者歯科、高齢者・有病者歯科、口腔保健管理Ⅰ、口腔保健管理Ⅱ、口腔保健管理Ⅲ、栄養指導、摂食嚥下、口腔リハビリテーション、地域包括ケア、診療補助Ⅰ、診療補助Ⅱ、診療補助Ⅲ、看護学、介護概論、介護技術、臨地・臨床実習、接遇・マナー、体育、歯科医療事務、学級コミュニケーション、課題研究、総合講義
確実な技術習得のためのプラスアルファ
合同授業
学年を跨いだ授業や
施設への歯磨き教室に同行
診療補助、歯周病予防法、保健指導の科目では、後輩が先輩から学ぶために学年の隔たりを超えた合同授業が行われ、実習での実技や患者さんへの対応方法などのポイントやコツを学びます。また、幼・保育園や高齢者施設での歯磨き教室に同行することで、次年度の自分たちの発表に生かします。教員からだけではなく、先輩からもアドバイスをもらえると好評です。